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必勝の戦略 --- (その3) [★仏法真理]





第三部 価値を創造するイノベーターでありつづけるには
第10章 組織規模や環境に応じて戦う
第11章 組織の人材養成力を上げる方法
第12章 「目に見えない力」の協力を得る
第13章 貢献マインドが生み出す大きな力

戦後の何もない時代から日本は再出発したわけだが、その後、日本人は、がむしゃらに働いて、世界第二位の経済大国になった。ここに至るまでは、先人達の大変な汗と努力があったわけだが、その先人の努力に胡坐をかいて、楽をしよう楽をしようと思っていると、確実に二等国に国力衰退してしまうでしょう。

しからばどうすれば?
今後の日本の経済戦略は、「付加価値」これに尽きると言ってもよいのではないか。
衣食住は大事にしながらも、それ以上の価値を創造する。
これしかないでしょう。
大量生産、大量販売ではない。(それも大事ですが)

ま、セブンイレブンの会長も言っていますが、売り手の理論では、もう売れない。買い手の理論にならないと。
と、言っても、かなりの人々は、もう自分の欲しいものとかもそんなに無くなっている。
そこに「価値の創造」さえ必要になっている。
自分に何が必要かさえわからなくなっている。

我々は本当に、虚心坦懐に、
「この世界には何か必要だろうか?」
「人々が本当に得たいものはなんなのだろうか?」

こういった宗教家が考えるようなことを考えて実践していかなくてはならないでしょう。
まあ、人類から苦しみ悲しみを一掃する聖なる戦いが、
これからの日本のビジネスになるんじゃないかな。

老後の不安を低減させるサービス
忙しい人に代わって何かをやってくれるサービス
失業や倒産の苦しみを半減させてくれるサービス
良い仲間をつくるサービス
無駄を省くサービス
不安とか緊張とかの心の波を静めるサービス

時間とお金が少なくてすむ高速移動の乗り物
クリーンエネルギー機器
移動式の家
小型言語翻訳機
介護ロボット
秘書代わりのスーパー手帳型パソコン携帯
事故とか死亡の危険性を低下させる物

もう、あと50年、100年したら経済問題も一掃してしまいましょう。
不況とか、失業とか、そういったものも、本当の意味で経済学が進化したら無くすことは十分可能でしょう。
どのくらいの人数密度で、どのくらいの物があって、どのくらいの経済範囲で、どのくらいのイノーベーションがあれば経済の循環が正しい速度で行われ、マネーが良い感じで循環すればよいか。
決して社会主義ではなくて、資本主義のなかで、その循環をウォッチし、いざとなったら政府等が対応するなりすればよいでしょう。
統制経済にはならずとも、不況無く、緩やかに経済発展していく経済社会も知恵によって達成可能でしょう。
おそらく、今、地上に生きている人が、次回、転生して生まれた時(200年後くらいか?)には、「生きるために仕事をする」ということも無くなっているのではないですかね。もうちょっとゆったりした社会になっているかと。

ただ、いつの時代も、自分本位の人、自我我欲の強い人、いばっている人、悲観的すぎる人、暴力的な人、そういった人は、まず反省が必要でしょう。
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あと、この本を最後に締めくくるにあたって書いておきたいことは、
「企業経営」とは、結局、「宗教における信者づくり」にかなり似ているということでしょうか。
人々にPRして、良いものを広めていく。




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