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不幸を選択したアメリカ~「オバマ大統領」で世界はどうなる【日高義樹 著】 [日高義樹さんの本]

もともと日高さんはマケインが勝つと思っていたわけですが、実際はオバマ大統領になってしまいました。
自分もどちらかと言えば、マケインかな、と思っていました。
日高さんはオバマが勝った理由を以下に分析しています。

①冷戦が終わり、その後のテロリストの戦いに勝った結果、アメリカには戦争の危機がなくなり、誰が大統領になってもよいとアメリカ国民が考えるようになった。
②大統領が、アメリカ軍の最高司令官であるという必要がなくなってきた、とアメリカ国民が考えるようになった。
③オバマ大統領を実現させたのは若者ではなく、アメリカの穏健保守勢力で、従来は共和党の支持者たちだった。
④国民の関心が経済だけにあった。
⑤アメリカ国民は、今度の危機はウォール街の問題で、国家的危機とは考えていない。

なんか、まとめを書くと、ワシントン・リポートみたいですな・・・。

しかし、アメリカの国民は変わったのでしょうか?
自分はそうは思いません。
驚くべきことに、アメリカ合衆国の人口は、ここ30年で1億人くらい増えたそうです。
1億人の内訳はわかりませんが、どうも、そういったところが、けっこう影響していると思います。

まあ、オバマ大統領に対する分析は、『ザ・リバティ』に近いですな。
日高さんが守護霊のことを言うわけありませんが、だいたい一致していると思います。
日本としては覚悟する必要があります。
最近も、北朝鮮の動きは物騒ですが、オバマ大統領としては「極力、かかわりたくない」と言った感じでしょう。

まだまだ、現代の各国の指導者達は、話し合いのみで和解する人々ばかりではありません。
アメリカの軍事力は、まだまだ大変な抑止力となって、かつてのヒトラーのような人物が、世界征服する野望をけん制していると思います。
アメリカがそれをやめてしまったら、その役割を果たすのは、総合的に考えて日本しかないと自分は思います。
新しい文明の発信基地でもあるので・・・。

不幸を選択したアメリカ~「オバマ大統領」で世界はどうなる


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