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IBMを甦らせた男 ガースナー [本(経営)]


IBMを甦らせた男 ガースナー

IBMを甦らせた男 ガースナー

  • 作者: ロバート スレーター
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2000/02
  • メディア: 単行本



2000年出版された本なので、少し古いです。
簡単に言えば、IBMの危機を再建請負人として ルイス・ガースナーさん が救ったお話です。
1992年に約50億ドルという巨額の赤字を出したIBMの状態は、大企業病、官僚主義病に悩まされていたと言えましょう。
大企業と言えども過去の栄光に胡坐をかいていたら危機的状況にすぐ陥ってしまうのが現代ビジネス社会の厳しいところです。
IBMが陥った状態とは?

・チャレンジ精神がなくなった。
・危機感がなくなった。
・出る杭を打つ体質になってしまった。
・顧客第一ではなく、内部の方を大事にするようになってしまった。
・トップの周りがイエスマンばかりになってしまった。

ま、こういった状態だと思われます。
この様な状態にある企業を変革するためには、ある意味、悪役となる人が必要だったのかもしれません。「批判、非難を受けてもやるんだ」という気概を持った人も必要です。こういった作業は、内部にずっと居た人ではかなり難しいでしょうね。外部から来た人であればこそできることです。

本当に、人々の未来、企業の未来を考えたら、「厳しさも愛のうち」で、やる事やらにゃいかん時もありましょう。

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