SSブログ

ニッポンのIT その未来 [本(コンピューターシステム)]


ニッポンのIT その未来

ニッポンのIT その未来

  • 作者: 浜口 友一
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2010/07/10
  • メディア: 単行本



プロローグ キンドルという黒船
第1章 クラウド・コンピューティングのインパクト―「所有」から「利用」への潮流
第2章 欧州企業のIT戦略―グローバル企業で起きている変化
第3章 日本は潮流に乗ることが出来るのか―ITをうまく利用できない日本
第4章 「モノづくり」から「仕組みづくり」へ―ITが示す日本の針路
第5章 戦略の実現につながるIT―ユーザーとIT企業との協働のあり方
第6章 アナログとデジタルを結ぶために―ITを担う人を育てる
第7章 ITが生み出す新しいモデルを世界へ―日本IT産業の使命と未来

最近は日本では IT とか IT産業とか、あまり使わなくなっているのではないかと思う。
日本では少し凋落気味だからな。
というか、日本の IT産業って何か違うのではないか、という気がするのだ。
IT産業って アメリカで言えば、

apple
Microsoft
google
oracle
IBM
HP
Amazon?

などだと思うが、日本のIT産業って この本の著者の会社だった NTTデータ とか、
日本IBM、日立、富士通、NEC、など、親方日の丸的な会社ばかりになってしまうのだよね。
何かこうアメリカの IT産業と 日本のIT産業は次元が全く違う。
なんか固いんだよな。
固すぎるのだよな。

以前、「JAL崩壊」で、日航の社風とか労組の問題とか少し書いたけど、実は日本のIT産業と言われる会社や職場の雰囲気も、そう誉められたものではないと思う。

日本のIT産業のネックは何だと言ったら、「創造性、アイデアの枯渇」、「顧客が企業に偏りすぎ」、「労働環境が悪すぎ」などかな。
日本のIT業界の経営者や偉い人々のなかで、アイデアマンがどれ程いるかね?
ソフトバンクの孫さんの様な人はめったにいないのではないかね。
偉そうな人はいっぱいいるかもしれないが、本当に偉い人は、あまりいないのではないかな。
大抵は中堅や若手に現場でがんばってもらって、何ら新しい発想とか無い人が会社を支配しているのではなかろうか?
IT企業など本当は、トップに立つ人は、奇人・変人くらいがちょうど良いのかもしれない。
プレゼンなども部下に任せず自分からどんどんやってさ。
ま、社長が常識人と思われている様では駄目だろうな。

「今度の社長、ちょっとヤバイんじゃないか?」
「社長がUFOとか宇宙人とかに凝っているようだ」
「どうも、うちの社長、なんかの宗教にはまっているらしい」

くらいの噂話が持ち上がらないとな。
もうこれからの企業家、経営者は常識人すぎては駄目だ。
皆に尊敬される常識ある社長では、もうつまらん。
無難な発想や行動しかとれない人では多くの人々を養っていけないし、頼られる存在ではなく、社員を頼って生きのびているだけだろう。

今後の未来国家日本は常識人だけでなく、奇人・変人も、どんどん出てこなくてはアカン。
民間企業の社長や上の方の人々は、奇人・変人でかまわないだろ!!!
ま、愛ある奇人・変人がいいがな。

共通テーマ: