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消費税のカラクリ [本(日本の政治)]


消費税のカラクリ (講談社現代新書)

消費税のカラクリ (講談社現代新書)

  • 作者: 斎藤 貴男
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/07/16
  • メディア: 新書



第一章 消費税増税不可避論をめぐって
第二章 消費税は中小・零細企業や独立自営業者を壊滅させる
第三章 消費者が知らない消費税の仕組み
第四章 消費税とワーキングプア
第五章 消費税の歴史
第六章 消費税を上げるとどうなるか

幸福実現党は、去年の今頃、衆院選の時とか、「消費税を廃止する」とかいう政策を随分言っていた。
まあ、先程の参院選では、民主党政権の活躍で景気が更に悪くなってしまったので、さすがに消費税廃止までは言えなかったが、政策の基本路線として消費税を好ましいとは思っていない。
幸福実現党が言うからだけでなく、自分は個人的にも消費税はいいものであるとは思っていない。

この本は、ちょっと消費税について踏み込んで書いてあるので、研究したい人は読んでみて損はないのではないか。
著者がどの様な人物なのかよく解らんので評論的な事は避けるが、1998年以来、自殺者が3万人を超えている理由を消費税が5%UPされた事を関連付けているのは鋭いな。
そうかもしれん。

税務署による中小企業への消費税の取り立ては、サラ金の取り立てとあまりかわらんね。
国家のお墨付きで、どんどんお金を取り立てていき、場合によっては差し押さえされてしまう。
意図的な脱税と、本当に厳しくて税金が払えないのを一緒にするなよな。
税務署だって国の税金でやっているのだろう。
権力乱用だ。
それで自殺者が出たら、やはり税務署に対して法的問題として取り上げるべきだな。

中小企業に活力が無いと、日本経済はやはり駄目だな。
3%の消費税導入以降、日本経済は20年間、うだつが上がらない状態だが、中小企業や商店経営が消費税で苦しんでいるからだと、なんとなく思う。
税金を価格にプラスして販売するなど、買い叩かれ易い中小企業などにとってはかなりの負担だ。
相当な負担だと思う。
節税をしないと生きるか死ぬかの厳しい状況など制度としておかしすぎる。

輸出企業への戻り税も、あまりよくないな。
企業による外需ばかり盛んにして内需が疎かになってしまう。

とにかく消費税は廃止した方がいい。
消費税を廃止して、日本経済が20年前の姿に復活するのを見てみたいね。


☆昨日も休んでしまったが、明日のブログも休むよ。
 泊まりで家に居ないからね。
タグ:消費税

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