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日本も努力しないと負けていく -中国航空産業- [★世界各国事情]

11/13(土)の FujiSankeiBusiness i に、ちと中国の航空産業に関する簡単な記事が載っていたので取り上げる。

まず、米ボーイング社は、20年後に中国では4330機の航空機が必要になると予測した。
これは、現在の3倍となり、アメリカに次ぐ航空市場になるとの事。
ボーイングはこれまで中国に多額の投資を行っていたが、今後もどんどん事業を展開していくのだろうか?
そもそも ボーイングは民間旅客機だけでなく、
アメリカの主力戦闘機である F-15イーグル、F/A-18 ホーネット、F-22 ラプター、 
戦闘ヘリのAH-64 アパッチ、
各種ミサイル、
宇宙船スペースシャトル、国際宇宙ステーションなど
アメリカの軍需産業の基幹中の基幹であるのだが、ちょっと技術流出大丈夫か?
と思うのが一点と、アメリカと中国の経済的なつながりが一段と進展してしまう事が懸念点だ。

も一つの記事は、
中国国有航空機メーカーの中国航空工業集団公司は、10月下旬、四川省・綿陽にある「中国科学技術城」で、中国最大となる航空機エンジンの試験基地建設に着工した、
というものだ。
当然、軍民一体化です。

以上の話題で強調したいのは、日本もぼやぼやしていたら航空・宇宙産業でさえ中国に負けていってしまうぞ、という事です。
ま、基礎研究の部分は中国は劣っているだろうが、真似をして造る事に関しては、かなりのところまでは来ているとは思う。
けっこう彼等もハングリーに勉強したり仕事をしたりする人は多いからね。

日本は、本当に戦略的な発想に切り替えないといけない。
中国は、「強い者が弱い者を併合していく」という事が当然の国です。
アメリカが中国経済にますます依存して、日米同盟が無くなれば、日中同盟となり、その後、いつの間にか日本自治区とかになる可能性は、かなり高い。
蓮舫の「何故一番でなければいけないのですか?」という質問の答えは「日本の存続に関わるから」です。
中国のバブル崩壊を待つだけでなく、日本の技術力も更に上げていかねばなりません。
武器輸出三原則の見直しも当然必要です。
今のままでは企業も割りに合わないとかで、日本から軍事産業が無くなってしまうかもしれない。

特に、航空・宇宙産業は中国に負けてはならない。
国としての戦略はどうしても必要だ。

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