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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら [本(経営)]


もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

  • 作者: 岩崎 夏海
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2009/12/04
  • メディア: 単行本



もう出版されてから1年以上になりますが、相変わらず売れているようなので、中古で買って読んでみました。
うーん、けっこう良くできているかもしれない。
もちろん、ドラッカーの『マネジメント(エッセンシャル版)』は、昔から持っていて、ちらちら読んだりしていましたが、どうも記憶に残らないのだよね。
理論はわかる、ただ、それを自分のものとして応用する事は難しい。
その溝を埋める役割が何か必要だった、という事ですかね。

まず「我々の事業とは何か?」
といったところから始まる。
で、続くのが「顧客の創造だ」
そして重要なのは、目標を決めるところか。
この本の場合は、「甲子園に出場する」という大きな目標を決めた。
難しいが不可能では無い目標だ。

ここに来て初めて、マネジメントの必要性が出てくる。
やたらめったらマネジメントすればよい、というもんでもなくて、その前の段階で十分に吟味する必要があるという事だな。

ちょっと応用で考えてみよう。
例えば、日本の国政について。
「我々の事業とは何か?」→政治という手段を通してこの国と世界を素晴らしくする事。
「顧客は誰だ?」→日本国民、及び、海外の人々。
「目標は?」→失業率をx%以下に抑える。国民が安心して暮らせる状態にする。年間の自殺者を5000人以下にする。
とかなるのかな。
ちょっと国政とか大きなものの場合は、もう少し細分化しないと難しいか。

前、大川総裁が語られていた事であるが、「自分達の組織が何故必要か?」という事については、とことん考える必要がある。特に、「何故、我々でなければいけないのか?」という点についてだ。
会社で言えば、「何故、我が社でなければいけないのか? 我が社でないと駄目な理由は何か?」と、ここの部分が超大事かな。
「別に我々でなくてもいいや」といった発想では、自分達の組織の存在意義が崩れ去る可能性が出てしまいます。
どうしても自分達でなければいけない理由、我が社でないといけない理由をかっちりと理論づける事です。

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Management is a kind of magic.



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