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歴史通 2011年 05月号① [雑誌]


歴史通 2011年 05月号 [雑誌]

歴史通 2011年 05月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ワック
  • 発売日: 2011/04/09
  • メディア: 雑誌



緊急特集 天変地異・国難来たる-[気仙沼発]わが罹災記
天皇-最高の危機管理機構
米軍よ・自衛隊よありがとう
指導者の条件
総力特集 海軍善玉論のウソ・危機の歴史学
忘れられた「見敵必殺」の精神
逃げる五十六・隠れる戦艦大和
『永遠の0』が語りかけること、他
カラー特集 古写真探偵-龍馬が愛したおりょうさん

今回の震災で、実際に、どの様な人達が、どの様な形で対応をおこなったかについて客観的に把握しておく必要はあると思う。
自衛隊、消防、警察など、日本の公務員の活躍については、また別途調査したいが、今回は、この本で恵隆之介さんが米軍の活躍について言及している。

・米海兵隊
在沖縄米海兵隊は震災後直ちにオバマ大統領の命令を受け、普天間の第一海兵航空団、在うるま市の第三海兵師団、在浦添市の第三兵站群に出動準備を下した。
震災の翌日には、KC130J 4機、CH46ヘリ 4機にペットボトル、緊急食、人員を満載して、岩国を経由して山形空港に入り救難活動を開始。
14日、海兵隊所属の高速船に8機のヘリ、462tの救援物資、燃料を積み、那覇から岩国へ。そこからC17大型輸送機で山形空港へ。
16日以降、米空軍と共同で仙台空港を復旧させる。
KC130Jは14~18日まで普天間~岩国・三沢・厚木・横田へ、のべ98回往復している。

・米空軍
震災の翌日、沖縄嘉手納基地の救難飛行隊を被災地に派遣。
韓国のU2高高度偵察機で被災地を空撮。グアムの無人偵察機で原発上空の写真を空撮。
C17輸送機で沖縄の陸上自衛隊100名、トラック40台を嘉手納基地から横田へ搬送。
自衛隊のC130輸送機ではトラックを2台しか積めないし16機しかない事にもよる。
第三空輸大隊は16~25日に横田~仙台空港109回往復。

・米海軍
空母ロナルド・レーガン、揚陸艦TORUTIA、ESSEXを派遣。
港湾の復旧、自衛官・機材の運搬、災害地支援を行う。
最終的に、艦艇19席、航空機140機、兵員18000人以上を投入。

などであるが、米軍のすごいところは圧倒的な輸送、展開能力ですね。
ちなみに自衛隊の主要輸送機はこんなものかな。
C1輸送機 30機弱 積載量8t
C130H 16機 積載量20t
KC-747 4機 積載量30数t
CH47ヘリ 70機くらい 人員30名
自衛隊の次期輸送機はKC-747レベルなので、今後はこのクラスの輸送機がかなり必要ですね。

また、米軍はヘリの緊急着陸など、自衛隊と違い、現場の判断で行えるところなども即応性が高い。
はっきり言って、在日米軍の活躍は、物凄く助かったというところが実際の話ですので、これは沖縄などでもちゃんと公平に報道しないと駄目ですね。
悪いところばかり目を向けて、良いところに目を向けないのは、単なる馬鹿者ですな。
沖縄知事なども、沖縄県民は本当に馬鹿な人を選んでしまったものだな、と、つくづく思う。
本当に馬鹿としか言い様がないね。

ちなみに沖縄に関しては以下の様な話もあるぞ。

国民新党の下地幹郎幹事長は13日、官邸で福山哲郎官房副長官と会談し、東日本大震災の影響で観光客が減少している沖縄の支援策として、中国から沖縄への入域者を対象にノービザ(査証不要)制度を導入するよう要請した。

その②に続く。

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