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軍事研究 2011年 07月号 [「軍事研究」]


軍事研究 2011年 07月号 [雑誌]

軍事研究 2011年 07月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ジャパンミリタリーレビュー
  • 発売日: 2011/06/10
  • メディア: 雑誌



世界のSTOVL空母と問題点
STOVL空母化した米海軍強襲揚陸艦
ナッターからF-35BライトニングⅡまで
『主力戦闘機』選定、最終段階へ!?
武装工作船対処&次世代護衛艦の技術イメージ
「誘拐商売」アルカイダ北アフリカ支部
ビンラディン殺害作戦の全貌
米海軍「艦船兵器」展示会レポート(1)
など。

現在、大連港で改修作業を進めている元ソ連製空母「ワリャーグ」が、7月1日の中国共産党創立90周年の記念日に試験運用が開始される可能性がある。また、正式運用は来年10月1日の国慶節になるとか。
乗せる飛行機は中国製J-15という戦闘機で、ロシア製のSu-33というやつを、半分コピーした様な戦闘機らしい。

しかし、空母の運用はそう簡単にできるものではなく、そうとう慣らさないと実戦には使えないと思うが、けっこう「はったり」の材料にはなる。そして、5年、10年と運用していたら、それなりにノウハウを積んで、けっこうな脅威になる可能性は高いですね。

当然、これに対抗する手段が無いと、日本としてはマズイでしょう。
米軍がいるから、と言っても、沖縄では米軍基地反対工作が続いていますし、アメリカ大統領や、アメリカ議会がどう判断するかによって日米同盟も必ずしも安泰とは言えません。
米軍が日本に対して親日的であったとしても、その米軍を動かしているのは、ワシントン政府なのです。
中国共産党政権は、長い年月をかけて勢力を拡大する方向で努力していますので、それに対して無策であったら当然やられる可能性は高くなります。

まあ、何度もしつこいくらい書いていますが、日本独自防衛から言って、空母は必要でしょう。
ただ、問題は載せる飛行機です。
STOVL(短距離離陸垂直着陸)のF35Bの開発が遅れています。
ステルス性もあっていいのですが、自衛隊が運用できるのは10年くらい先かもしれません。
ハリアーが唯一の実践的な戦闘機だったけど、最早製造していない。
こんなのは本来、器用な日本の技術力を結集すれば軽く造れると思うのだが。
新幹線やリニアだけではなくて、垂直離着陸ジエット戦闘機やV22オスプレイの様な高速機、高機能ヘリなど、
日本独自の技術で開発は充分可能でしょう。
日本政府が主導して、未来への投資になるプロジェクトを、バンバン立ち上げてやればいいのだけれど、政治家も能力無い人が多いからな。
予算配分が根本的に間違ってるよな。

うーん、とりあえず次期FXは F-18 ホーネットにするしかないか・・・。
自衛隊の F-18 も空母着艦が可能として、アメリカの空母で離着陸訓練をして、お下がりのアメリカ製空母を買う、という方法もあるかも。
ただ、F35B と 「ひゅうが」 等の組み合わせは捨てきれない。
どうもそちらの方が、日本に合っている様な気はする。

はっきり言って、中国と北朝鮮が民主化して平和国家に変化すれば、別に空母なども、あまりいらないのだが、
現実主義的に、今の情勢では必要です。
F-18 とか F-35C とかをカタパルト方式で運用する空母を2隻、F35B を運用する空母を2隻の4隻ぐらい創るか。

リーダー国家は、軍事的にも強くないと、自国と同盟国、更には地球の平和を守れない。


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