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アメリカはいつまで日本を守るか [日高義樹さんの本]


アメリカはいつまで日本を守るか (一般書)

アメリカはいつまで日本を守るか (一般書)

  • 作者: 日高 義樹
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2013/11/14
  • メディア: 単行本



オバマはなぜ戦争を始められなかったのか
アメリカの覇権主義が終わる
太平洋の軍事バランスが変わる
アメリカは中国を見誤った
日米中の三国時代が始まる
中国とロシアは軍事同盟を結ぶのか
アメリカはいまもロシアを敵視している
アジアの混乱はこれから始まる
超大国の指導者は戦争を始められない
ドル体制は誰が守るのか
日米関係が消滅した

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最近、中国の防空識別圏でもちきりだが、これはまだ序の口と見るべきでしょう。
今後、エスカレートする事はあっても、そう簡単に今の中国が身を引く事は考え難い。
太平洋を上に描いた中国の地図を見れば、いかに中国海軍が日本列島で蓋をされているかよくわかる。
中国の軍事戦略は強力な海軍を持つ事みたいですので、中国沿岸をちょろちょろ動かしているだけでは、もう欲求不満で爆発してしまうのでしょう。

まあ、中国国内の革命が早いか、日本、台湾、フィリピンとの対決が早いか、時間との闘いなのでしょう。
なかなか読めない部分もありますが、最終的に言える事は、中国は政体が変わらない限り危険だという事です。
中国共産党の一党独裁体制を崩壊させない限り、なかなか日本は安泰とはならない。
そして、中国と北朝鮮の核兵器を、すべて解体させる事。
ここまでいかないと。

日高義樹さんは、オバマ大統領を、場合によってはアメリカ史上最低の大統領になってしまうのではないか、とも言っています。
それまでは、カーター大統領が最低だったようですが。
アメリカの4軍が如何に強かったとしても、アメリカの大統領が軍を動かせず、アメリカ議会も、世界の警察など、お金がかかる事は止める、といった考えであれば、日米同盟も、あって無い様なもの。

本当に、「ファイナル・ジャッジメント」、「神秘の法」の映画のようになりつつある。


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