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憲法改正のオモテとウラ [本(憲法)]


憲法改正のオモテとウラ (講談社現代新書)

憲法改正のオモテとウラ (講談社現代新書)

  • 作者: 舛添 要一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/02/19
  • メディア: 新書



第1章 参議院への配慮と自民党内の政治力学
 1 1982年の自民党憲法調査会報告
 2 2003~04年の憲法改正プロジェクトチーム
 3 2004年の憲法改正案起草委員会
 4 2005年の新憲法起草委員会発足
第2章 どうすれば国民に支持されるかを考える
 1 前文:歴史観や思想を書き込むのか
 2 天皇:「お考え」を忖度しながら議論すべき
 3 安全保障及び非常事態:世界が注目する9条改正
 4 国民の権利及び義務:「立憲主義」を知らない議員たち
 5 統治機構:二院制を維持するか一院制にするか
 6 財政、地方自治、改正:既得権益を巡る省庁・族議員の熾烈な争い
第3章 政治の荒波に翻弄された条文化作業
 1 独りよがりの案を作っても相手にされない
 2 憲法改正より政局を優先させた人たち
 3 そして大勲位の私案は却下された
現行日本国憲法および自民党「第1次」「第2次」草案対照つき

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今の日本において、憲法改正は至難の業と言えましょうか。
あちらの意見を聴き、こちらの意見を聴き、あちらが良しとしても、こちらが駄目と言われる。
例えば、参議院無用論とかは当然、衆議院が良くても参議院は駄目でしょう。
各党の意見もあれば、各種圧力団体の意見もある。
更にマスコミの意見。
また、海外の意見も聴いていたら、さらに難しくなってしまう。

この本は、憲法改正というよりか、舛添さんがかなり中心的に活躍していた自民党の2005年の「第1次」憲法改正草案の成立過程の話になりますか。
今は都知事ですが、当時は参議院議員です。

うーむ、
いろいろ考えると、現場の憲法の姿では、全面的に改正するのは、一苦労どころではないよな。
そもそもいつまで経っても合意が得られないのではないか。

やっぱ、大川総裁の「新・日本国憲法試案」を中心に考えてもらえないだろうか。
103条もあるのを16条にまとめてしまっています。
憲法は中心概念のみを述べていればよいのかと思う。
あとは通常の法律でよいのではないか。

結局、現在の日本国憲法を、どうしても雛型にしているところに無理があるのではないかね。
本当に冗談ではなく、今の状況では、せいぜい9条を変えるだけでやっとでしょう。
まずは9条を変えましょうや。


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