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代議制民主主義 - 「民意」と「政治家」を問い直す [本(政治全般)]


代議制民主主義 - 「民意」と「政治家」を問い直す (中公新書)

代議制民主主義 - 「民意」と「政治家」を問い直す (中公新書)

  • 作者: 待鳥 聡史
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2015/11/21
  • メディア: 新書



まあ、「こうも人口が多いと、すべての人が参加する、直接民主主義などやってられん」という事で、政治の代表者を決めて「政治の運営を、ある程度任せる」というのが代議制民主主義と理解している。
ただ、インターネット等が広く行き渡った国であるならば、
「この件についてどうしますか?」
という議案に対して、国民がインターネットで決議する、という事もできない事ではないだろう。

しかし、どう考えてもそれは現実的では無い。
国民全体で議論したら時間がいくらあっても足りないので、最終的には多数決になるだろうけど、それで結果がうまくいくなら、そもそも議会も、首相も、大統領も、リーダー的な人は必要ないという事になるね。

また、万が一、地球規模で多数決しようものなら、中国的価値観、インド的価値観が地球における最終判断になってしまうわな。

ま、ただ、多数決の理論は、代議制で、選ばれた人が行えば正しいか?
これも本当は、「どうだろうかねー」といったところはある。
議会で討論できる分、それなりに制度は高まるだろうけど、既得権益の利害、政治家自身の選挙結果、マスコミの意見・支持率、官僚の思惑、陳情、党議、等、いろいろなものを秤にかけて最終的に結論に導くのだろうが、これはさすがに誰がやっても難しいよ。

おそらく、大学教授等の書く『代議制民主主義』の結論は、こんなとこだろうと思う。

で、ここから先が、仏法真理の世界に入るが、
仏法真理には、明確に目標があるのです。
神の方向というか、仏の方向というか、哲学的に絶対善とでも言うべき方向です。

個人においては、愛・知・反省・発展により、地獄ではなく天国を目指す。
そして、天国も悟りのレベルがあるから、より高い悟りのレベルを目指す。
できれば、通常の天国ではなく、より人々の幸福のために活躍できる菩薩界、天使の世界を目指す。
また社会全体においては、悪を押しとどめ、善を推進し、切磋琢磨する中でも、調和を目指す。

これを今後、政治システムの中に、どうブレンドして盛り込んでいくか?
人々が納得して、幸福が循環する仕組みに仕上げるか?
まあ、ここまで考えているので、この本とかも読んでいて、参考になるのは半分ぐらいなんだよねえ。

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