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幸福実現党テーマ別政策集 1 「宗教立国」 [幸福実現党]


幸福実現党テーマ別政策集 1 「宗教立国」

幸福実現党テーマ別政策集 1 「宗教立国」

  • 作者: 大川 裕太
  • 出版社/メーカー: 幸福の科学出版
  • 発売日: 2015/06/05
  • メディア: 単行本



幸福実現党の根本精神を分かりやすく解説。

疑問に答える!
▽なぜ政治に進出したのか?
▽政教分離をどう考えるのか?
▽民主主義と宗教は両立するのか?
▽幸福の科学は他の宗教を認めるのか?

序章 なぜ幸福の科学は政治に進出したのか
第一章 宗教立国とは何か
第二章 「新・日本国憲法 試案」と「信教の自由」
第三章 なぜ政治には、宗教や神仏の御心が必要なのか
第四章 神仏の目から見た政治のあり方とは
第五章 現行憲法の「信教の自由」と「政教分離」
第六章 宗教立国と民主主義
第七章 現代の政治における正義とは何か
第八章 幸福実現党の国家ビジョン

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厚みがあり、内容も抜群に優れたものです。
これを読んで、なおかつ幸福実現党を、いかがわしい宗教政党と言う人がいたら、もうほっておく以外にないのでは?
やはり今の日本には、本当に抜けている部分です。
逆に言えば、ここまで言わないと理解してもらえない現代の日本の宗教的教養の欠落さを感じてしまうところでもある。

と言っても、もともと日本という国は、非常に宗教に関して理解のある国であったのだ。
もともと日本神道がありながら、宗教の中身を拡充するために仏教も必要なものとして取り入れていった。
そう、本来、日本人は宗教と共に生きてきた民族であったのだ。

もちろん、廃仏毀釈とか、戦前の神道以外の宗教の弾圧は、明らかに間違った事ではある。
そして、大東亜戦争で、多くの被害が自国にも他国にもあった事も事実である。
ただ、それらの過去の出来事を、ただ単に「悲惨な出来事」だけで済ますわけにもいかんであろう。
どこがどう間違っていて、正しかった事や、反省すべき点を、もっと明確にしなくてはならない。

昨日、DVD で、ハンナ・アーレントを見たが、最後の方の大学での講義が印象的であった。
もとナチスのユダヤ人迫害の実行的的立場にいたアイヒマンが、1960年代にイスラエルで裁かれたわけだけど、それをハンナ・アーレントは、「悪の凡庸さ」という事で説明し、大悪人とか悪魔とかいうわけではないとしてユダヤ人社会から総スカンを食ったわけだけど、
まあ、考えるという事、一生懸命、善悪にしても考えるという事を放棄してしまうと、「自分は命令を遂行しているだけなのだから悪くないのだ」という感じになってしまい、巨大な悪でも、仕事を遂行しているような感じでできてしまうのだ。

今の日本が、まだ敗戦のショックで、それと同じような感じがする。
もう理性も何も無い状態で、
「憲法を護持すれば戦争は防げる」とか、
「軍隊を無くせば平和が来る」だとか、
まあ少し考えれば、中国の軍事拡張だとか、北朝鮮の核ミサイルだとか、こちらが一方的に軍備を無くせば済むような問題ではない事くらい誰でもわかる。

ただ、考える事をやめてしまった人々にとっては、「軍隊=戦争」といった感覚のみで意見を言い続けるだけになってしまうのだろう。
ゆえに、考える事を放棄したり、止めてしまってはいけないのだ。

短絡的に、「日本は戦争に負けたから神がいないのだ」とか、「神がいるなら何故戦争が起こるのか?」とか、そこで勝手に思考に結論をつけて、やけくそになるのはもうやめようではないか。
「宗教はアヘンだ」なんて、無神論で宗教を小馬鹿にしたマルクスは、現在も地獄で隔離されている事に気がつかねばならんのだ。

「宗教立国」は、自分にとっても一生を貫く程の大事なテーマです。
幸福実現党ができる前、政治部会があった時、自分が課したテーマは「宗教立国」だった。
「宗教立国」の担当は、実は、ザ・リバティ編集長の綾織さんと自分だけだったのだよな。
綾織さんはまだ編集長ではなかった時代ですが。
も、随分昔の話になるか。

タグ:宗教立国
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