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税のタブー [本(政治全般)]


税のタブー (インターナショナル新書)

税のタブー (インターナショナル新書)

  • 作者: 三木 義一
  • 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
  • 発売日: 2019/08/07
  • メディア: 新書



この著者の本は『日本の税金 新版』『日本の税金 第3版』と既に2冊?読んでいます。新版買ってたの忘れていて、第3版買ってしまい。「そういえば以前読んだような」と思い出した次第です。
まあ、やたら小難しい税金についてわりと分かりやすく書かれています。
で、
この本も、けっこう勉強になりました。
気になる部分は、宗教法人、政治団体と税、必要経費、印紙税などですか。
暴力団への課税等もなるほど、という感じで読みました。

まず、宗教法人ですが、原則非課税、収益事業に限って課税、という事のようです。
もともとは全部非課税だったようですが、公益法人のふりをして事業を行う、という事が増えてしまったようで、収益事業は課税となったようです。
ま、この世的には、本当に神々の世界につながっている宗教も、単なる欲得で行われている宗教も、当然差はあるでしょう。ただ、最低ランクを基準に考えていたら、すべての物事は、最低の方向へ落ちて行ってしまいます。
基本、宗教は、人間を健全な方向へ、善なる方向へと導くものと考えなければいけません。
ある意味、政治以上の存在でもあります。
「欲得を持たず、与える愛に生きるべき」
とは、政治家は言いません。
そう、本来の宗教は、政治家をも教育するものであるのです。
現代日本人には、ちょっと信じられないかもしれませんが、本来の宗教の仕事は、そういったものであるのです。
とりあえず宗教法人課税は、今のままでもいいと思います。

で、問題は政治家の収益と税金です。
はっきり言って、これもう少し公にしないとダメでしょう。
増税して民間から税金を取り立てている立場ですから、民間人の延長の政治家は、お金に対して相当、厳しくないとダメでしょうね。
一番よろしくないのは、
「政治家は、相続税を合法的に回避できる」
という事です。

2世議員、3世議員と政治家は世襲制が、かなり根付いていますが、政治団体を通して相続税を回避できてしまうからだったんですね。
これはおかしい気がしますよね。
相続税を払うために、家を売ったり土地を売ったりしている人々がいる一方、政治家の子供は、親の政治家業を引き継げば相続税無しにできる。
うーん、これいいのかねえ。

続きは別途。

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