SSブログ

日本に足りない軍事力 (青春新書INTELLIGENCE 211) [本(軍事)]


日本に足りない軍事力 (青春新書INTELLIGENCE 211)

日本に足りない軍事力 (青春新書INTELLIGENCE 211)

  • 作者: 江畑 謙介
  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • 発売日: 2008/09/02
  • メディア: 新書



目次
第1章 弾道・巡航ミサイル防衛―弾道ミサイルの防衛力強化と巡航ミサイル防衛
第2章 長距離攻撃能力
第3章 空対地精密攻撃能力
第4章 パワープロジェクション能力
第5章 宇宙戦・サイバー戦能力

以前、「国防の真実 こんなに強い自衛隊」を読んでの感想で、日本の自衛隊もそこそこだななんて思った時もありましたが、この本を読んで、まだまだだなと痛感しました。
総合的に思う事は、自衛隊の兵器、装備のあり方の問題点です。
どうも的を得ていない。
あまり軍備を知らない素人さんが、ポーンとお金を出して、チョコチョコっと説明を聞いて、「じゃ、一式ください」てな感じで高い買い物をしているような感じがする。
他の兵器との連携や、三軍の連携など、そんな事は考えずに高い兵器を集める事に徹しているような感じかな。
役所の作業だなー。

ミサイル防衛については、日本もアメリカもまだまだ試行錯誤だから仕方ない面はあるかな。
長距離攻撃能力 は、今後強力にしていかないといけない。
防衛するためには当然の事だが敵の基地を叩くのが一番だ。
巡航ミサイル、トマホークを500発くらい持てればいい。
できれば潜水艦への装備が望ましい。

空対地精密攻撃能力 は悲しいくらいお粗末ですね。訓練もろくにしていなかったようだ。
最低、対レーダーミサイルは、早く装備したい。

パワープロジェクション能力 としては、やはり空母は必要でしょう。国連の活動も空母があれば安定して派遣できる。
ただ、1~2隻では国防機能が果たせない。
最低、4~5隻は必要です。

米軍の10万トンクラスまでいかなくてもフランスのシャルル・ド・ゴール程度のものは欲しいね。
イギリスの軽空母インヴィンシブルもいいけれど、V/STOL機が手に入らない。ハリアーはもう製造していないし、F35Bだと、購入して整備するまで10年くらいかかってしまうのでは。
通常のカタパルト式にして、F/A-18E/Fスーパーホーネット30~40機くらい搭載すればよい。
かなり、日本の防衛と、国連・多国籍軍派遣に使えると思います。

KC-767空中給油機も、今の4機から12機程度にしたい。
あと、戦車の遠距離運搬車両はどのくらい保有しているのだろうか?

そして、問題は人工衛星だ。
最低限、日本周辺はカバーできるGPS衛星は欲しいところだ。


共通テーマ: