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仏教学から観た「幸福の科学」分析 [幸福の科学大学]


仏教学から観た「幸福の科学」分析 (幸福の科学大学シリーズ 8)

仏教学から観た「幸福の科学」分析 (幸福の科学大学シリーズ 8)

  • 作者: 大川 隆法
  • 出版社/メーカー: 幸福の科学出版
  • 発売日: 2013/12/07
  • メディア: 単行本



 仏教を、学問を通して研究することは可能だろう。しかし、学問を仏教に仕立て上げることは難しい。
 教理を理性的・合理的に分析すること自体は可能だが、理性的・合理的なものの中に、「信仰」を観ずることは難しい。
 真理は単純なことの中にある。仏陀の教えを哲学化して説明することは可能だが、仏陀の言葉を誰にでもわかる言葉で説明し、伝え切ることは難しい。単純かつ神秘的でないものには感動がない。感動がないところに世界宗教は生まれない。
 神も仏もなく、霊界も存在しない世界に宗教が成り立つとすれば、宗教を単なる優れた人物論と観ているか、ただのレトリックとして観ているかのどちらかである。「信じる」ということは、この世と世あの世の間の川を飛び越すことである。信仰なき者には、真の宗教に出会うことは、つくづくと難しいものだと感じる。
(大川隆法「まえがき」より)

まえがき
第1章 東大名誉教授・中村元の霊言
 1  「仏教学の泰斗 」に意見を求める
 2  神秘思想を取り去った理由とは
 3  仏陀を「人間レベル」に捉える中村仏教学
 4  中村元は今、どのような世界にいるのか
 5  「転生輪廻 」や「無我」をどう解釈するか
 6  「仏陀の悟り」をどう考えるか
 7  「中道」の悟りをどう解釈するか
 8  中村元の「悟り」とは何か
第2章 仏教学者・渡辺照宏の霊言
 1  中村元に対する反論
 2  渡辺照宏は「幸福の科学」をどう観るか
 3  中村元、渡辺照宏の霊言を終えて
あとがき

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いやー、現代(2013年)の日本で、一般の人間が仏教を学ぶ、といったら、身近なところとしては、岩波の中村元氏の文庫本あたりだと思いますが、これはまた、ちと参りました。
あれだけ仏陀の言葉とかを翻訳したりしておきながら、あの世で氏が現在いる場所は・・・。
はっきり言って、このような事は、今回、大川総裁が、このような形で霊言を行って、初めてわかる事です。

知識だけで世界宗教を研究する。
あまり意味がある事では無い感じです。
現在の学問レベルでは、霊的真実、神秘的な事柄、信仰など、そういったものは足を踏み入れる事は、全くできないという事ですな。

霊的な事をすべて否定して、救世主、仏陀を研究する。
これもまた愚かな事であって、真実の世界を説く存在の、一番大事な部分を取り去るようなものでしょうか。
身長がどのくらいで、体重はどのくらいだったのだろうか?的な意識で仏陀やイエスを語ったところで、意味の無い事です。
現代の週刊誌でも、この程度の話が、実に多いですが、これはホント、危険な事ですわ。
たかだか100年、200年のジャーナリスティックな精神で、永遠の仏陀を見い出す事は、とてもではないですが、できない相談です。
ホント、できない事です。
無明の闇の中に自ら突入するようなもの。

ま、あまりまともには読まないけれど、たまに、ブログとか、2チャンネル的な書き込みで、大川総裁の霊言を否定している意見もあるようですが、実に愚かに見えますね。
小悪魔レベルにちょこちょこ操られているのは確実ですが、その後も、不幸な人生を歩み、死後も暗い世界で長期反省をしなくてはならない未来が待っています。
信仰を持ち、最後は天国的な世界に還った方が、ずっと、まあ、この世的な言い方で言えば「お得」だと思うんだけどな。

いずれにせよ、この本を読んで感じた事は、宗教学と、その宗教そのものは、全く別のものであるという事でした。


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