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人口と日本経済 - 長寿、イノベーション、経済成長 [★本(経済)]


人口と日本経済 - 長寿、イノベーション、経済成長 (中公新書)

人口と日本経済 - 長寿、イノベーション、経済成長 (中公新書)

  • 作者: 吉川 洋
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2016/08/18
  • メディア: 新書



【目次】
第1章 経済学は人口をいかに考えてきた(日本の人口/中国の人口 ほか)
第2章 人口減少と日本経済(日本が消える?/超高齢社会の社会保障 ほか)
第3章 長寿という果実(先進国における出生率の低下/日本の出生率の推移 ほか)
第4章 人間にとって経済とは何か(経済とぜいたく/一国経済の活動水準ーGDPの計測 ほか)

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まとめると、この短い論文を読め、という事か。
「人口減少、イノベーションと経済成長」

まあ、人口が増えていく社会と、減っていく社会のどちらが繁栄に近いかと言ったら、当然、前者ではあると思う。
ただ、筆者は、人口が減っていく事に関して悲観的になるな、と言っている。
経済成長にとって大事なのは、人口増加ではなくて、イノベーションにより一人当たりの所得を増加させることであると。

人口に関しては、確か、比較的最近では、ドラッカーも、どうのこうのと言っていたような。
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人口構造の変化こそ、ネクスト・ソサエティにおいてもっとも重要な要因であるだけでなく、もっとも予測しがたく管理しがたい要因である。
『ネクスト・ソサエティ』p18
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未来はわからんからねえ。
国レベルでも、地球レベルでも予測する事は難しい。
何か事が起こり、激減する可能性だってあるし、突然、日本人が未来に希望を持ち始め、経済が大繁栄して、東北や北海道に大都市ができる可能性だって無いとは言えない。
避妊や堕胎等の問題も、現代は相当影響しているわけだし。

ただただ、忘れてはいけない事は、
シルバー民主主義を悪用し、政治が長期計画をしなくなる事は、よろしくない、という事だろう。
日本人は、人口が減っていく事に関して悲観的になるというよりかは、若者が未来に希望を持っていないという事が問題じゃないかね。

人々が貧しさから這い上がり、段々と多くの人々が豊かになっていく社会は希望がある。
ただ、「この先、いい事なんて大して無い」と思えば、希望は低下するわな。

既に、ある程度、物質的豊かである社会の目指す目標は、心の豊かさと、新たなフロンティアへの挑戦でしょう。
霊界の解明と、宇宙への進出か。

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↓日曜というのに何故か6:30に起きてしまった。寝たのは4:00なのに・・・。外を見たら虹が!
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