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人生の短さについて [本]


生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)

生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)

  • 作者: セネカ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2010/03/17
  • メディア: 文庫



自分が持っている岩波文庫では、『人生の短さについて』となっているのだが、最近のは「人」が抜けて『生の短さについて』となっている。なぜだかよくわからんが・・・。

まあはっきり言って、いろいろぐたぐだ書いてありますが要するにまとめると、「人生は思ったより長くはないので無駄な事に時間を使わず、限りある人生の時間を有効利用せよ」という事です。
正月なども、くだらんお笑い番組ばかり見てると、いつの間にか正月休みも終わって「この休みは何をやっていたんだろう?」と後悔する人もいると思いますが、セネカが言っているのは、それを人生というスパンで述べているのですね。

本当に時間の付加価値をいかに高めていくか。
ここんところが個人の人生にとっての最大のキーポイントですな。
だらだらしていたら時間は無駄に過ぎ去ってしまいます。
特に、日本は既にもう世界で2~3番目の経済大国になっているのですから、時間の付加価値を更に上げていかないと、真に人々が望んでいるものを供給できません。
下山したいのなら勝手に下山したらよい。
但し、多くの人々を道連れに下山するのはやめてくれ、と言いたいですね。

まだまだ我々日本人は、全然これからですよ。
この程度で下山するなど、ちょっと腹抱えて笑ってしまいますね。
生活の質とか、教育、科学技術、精神的豊かさ、政治体制、世界への貢献度、などなど、全然使命を果たせていないですよ。
こんなんでは、維新の志士達や日本を守るために戦って散った短い人生の人々に申し訳ないと思わんのかね。

もっともっと人生の密度を高めて「人生を燃焼させる」事を真剣に考えていかねばならんと思う。
他人任せの人生ではなく、本当に自分の人生を主体的に生きていかねばならんと思うのだ!!!
そして、人生の密度を高める最大のポイントは、仏法真理にある。

そもそも「死ねば何もかも終り」と思っている人の人生の密度と、永遠の生命を悟って、その中で最大の貢献を目指ささんとしている人の人生の密度は、あまりにもあまりにも違いすぎる事に気がつかねばならん。
仏法真理を自分のものとしていく事により、必ず、100%、人生の密度は高まっていく事を人々は知らねばならんと思う。


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