ソクラテスの幸福論 [幸福の科学大学]
「真の哲学」とは? 「知を愛する」の真意とは?
「命」よりも大切な「幸福」とは何だったのか?
2400年の時を越えて、いま―――
哲学の祖・ソクラテスとの対話が実現!
まえがき
1 哲学者ソクラテスに「幸福論」を問う
2 ソクラテスは「幸福論」を語れるか
3 「よく生きること」の意味
4 「哲学」と「霊的な真実」との関係
5 「信仰と学問の両立」に向けて
6 ドイツ観念論哲学とその後
7 ソクラテスの転生
8 「ソクラテスの幸福論」の収録を終えて
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ソクラテスにとっての幸福は、現代の一般の日本人が語る幸福とは、ちと違います。
言い方は失礼かもしれないが、
この世的なことにはかなり無頓着な感じで、おそらく、このような人が職場にいたら馬鹿にされるか、変わった人と思われるか、飲み会の嘲笑の対象になってしまうかもしれない。
もちろん人間ですから幸福に関して重なる部分もあるでしょう。
ただ、極めて大事な部分は、幸福というか、大事と考えるものの価値観の優先順位が違うという事です。
この世的にうまい立ち振る舞いをして、自分を有利な方向に持っていこうなどと、夢にも考えなかった。
そのようなものは大したものではなかった。
そして、最終的には命よりも大事なものの方を取った。
そちらの選択の方が、ソクラテスさんにとっては幸福というか、大事だったということですね。
まあ、大事な話であるので、是非、多くの日本人に読んでいただきたいと思います。
真理に対して真っ直ぐで、それが一般の目には「変わってる」と言われようが、思われようが、曲げない。
そうした生き方もあり、場合によってはそちらの方が2000年以上経っても、人々が「学ぶべきことがある」と認めることもあるということですね。
ほとんど霊能者であったソクラテスですが、宗教家にはならなかった。
それは何故かは、この本で語られています。
このシリーズは、本来、一般の本屋では売られない予定のものでしたが、幸福の科学大学を設立するにあたって出す必要性が出て来たため一般の方でも読めることになりました。
貴重な幸福論シリーズですので、是非、ご一読をお勧めします。
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自分は、生前のソクラテスの考えを理解するには、
「パイドン」
が、けっこういいと思う。
短い本でもあるので、この霊言と共に是非読んでいただきたい。