政治の理想について [仏法真理(政治系統)]
第1章 水平権力の時代
―ギリシャ的政治理想をめぐって―
1 政治のバックボーンには根本的な哲学が必要
2 政治哲学に惹かれた大学時代
3 人間の幸福とは何か
4 政治参加における自由と平等
5 水平権力が自由を創設する
第2章 政治の理想について
1 時代の要請に応える「幸福実現党」
2 「徳」のある政治家の輩出を
3 公務員削減の前に取り組むべきこと
4 「道州制」の導入には注意を要する
5 「公務員制度」と「地方分権」のあるべき姿
第3章 政治経済学入門 ―国富増大への道―
1 今までは「日本の農業」は危ない
2 国として、「農業再興」に取り組むべき
3 「食料増産」により、世界の食料問題を解決せよ
4 日本の国富を増大させるには
第4章 国家経済と人間の自由
1 共産主義勢力を復活させてはならない
2 近現代の政治に流れる「国家統制からの自由」
3 日本社会で生き延びている“社会主義”
4 今後、企業と宗教が果たすべき役割とは
5 個人の努力が報われる社会づくりを
第5章 幸福の具体化について
1 幸福実現党の立党理念
2 日本は「三億人国家」を目指すべき
3 国際化を進め「第三の開国を」
4 交通改革によって地球を一つに
5 日本から世界へ幸福を広げよう
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もうすぐ、幸福実現党が立党して11年目になります。
そして、この本等が出されてからも、同じくらいになります。
今、ちょっと、コロナで抑制気味にしているけど、幸福実現党の活動は続いていきます。
というかなー、
コロナの後の時代を見越してやらにゃいかんかもしれない。
それでは、これから来る次なる時代は、どういった時代になるか???
まず大事な事は、
「共産主義」、「社会主義」、「大きな国家」といった思想が衰退する、という事ではないかな。
この本の「まえがき」にはこう書いてあります。
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左傾化し、セルフ・ヘルプの精神を失った国民の国家は必ず衰退していく。
本書が、新時代の『自助論』であり、『国富論』である。未来日本の礎(いしずえ)がここにある。
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この短い文章だけでも、未来国家を運営する際の、大きな柱となる考えを示している。
「セルフ・ヘルプの精神を失った国民の国家」
これは、"必ず"衰退する。
「かならず」
という言葉が意味するところは大きい。
「セルフ・ヘルプの精神を失った国民の国家」を、別の言い方をするならば、
「ゆりかごから墓場まで、すべて他の人や社会、政治に面倒を見てもらおうとする精神」
と言えましょうか。
要するに、これから先の時代は、
単に上から言われたから「やる」とか、命令とか強制とか、
垂直権力の時代ではなくなる、という事です。
一人一人が主体的に考え、行動し、自由と責任を持つ時代になる、という事ですね。
それを「水平権力」と、大川総裁は述べています。
ちょっと、ここ100年くらいか?
自由と平等のバランスでは、平等の占める割合が高すぎたか?
まあ、平等も大事な事ではあるが、バランス的に、平等の上に、常に自由が置かれなくてはいけない。自由→平等
と、微妙に自由の方が上であるのだ。