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史上最強の内閣 [本]


史上最強の内閣 (小学館文庫)

史上最強の内閣 (小学館文庫)

  • 作者: 室積 光
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2013/03/06
  • メディア: 文庫



時事的に今の日本の置かれた状況に似たシチュエーションを小説の題材にしているものだ。
北朝鮮の核ミサイルに対して、臨時内閣が組閣され、それに対処していくというもの。
おちゃらけた内容で、北朝鮮も中国も、非常に能天気な感じだね。

ま、今、安倍政権なので、民主党政権よりかは格段に日本もレベルが上がっている現実は、史上最強とまでは言わないが、少し状況的に似てない事も無い。
ただ、現実は小説のようにうまくいく事だけではない。
現実は、今、北朝鮮の指導者も、若くて、全く融通の利かない人物となっている。

今、日本は北朝鮮のミサイルに対して迎撃態勢をとっているが、実際の戦闘状態になったら、何時、どの方向へ、どの程度の破壊力のミサイルが飛んで来るかは、わからないものだ。
そして、核弾頭が搭載されているのかいないのか? そうした事も、詳しい諜報活動を展開しないとわからないだろう。
どうか、現実の戦闘状態は教科書どおりにはいかない、という事を肝に銘じてもらいたい。
「憲法や法律はこうだからこうしよう」とか、「こう予測していたのだが、そうはならない」とか、
その場に応じて、臨機応変に対処していかないと、損害が大きくなってしまいます。

はっきり言って、緊急事態の時に、「憲法9条を守ろう」なんて意識でやっていたら、場合によっちゃ数十万、数百万の命が失われる場合もあります。
憲法を守って国が滅びるなら、その憲法は捨てた方がよいのだ。

最後の決断は、自らの心の奥底の仏神につながっている部分で判断しなくてはいけないだろう。


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