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今後、宗教はどうあるべきか? [その他]

YOMIURI ONLINE の書評で、こんなのがあった。
 ↓
『寺院消滅』 鵜飼秀徳著

書評なので、本は読んでいないが、内容そのものには関心がある。
ま、要するに、仏教が形骸化してしまって葬式仏教になってしまっているという事だろう。
仏陀の教えは、簡単に言ってしまうと、

・人間は霊的存在である。
・心こそ自分自身であり、八正道(反省)により、天国的な心を取り戻せ。
・原因結果の法則、縁起の理法というものがあるので、常に良い種を、思いと行いで実践してゆけ。
・仏法僧に帰依せよ。

などであると思うが、
そもそも死んだらどうなるのか? 天国・地獄はあるのか? 
地獄から天国へはどうすれば上がれるのか?

などといった事を、宗教を教える側の人が知らなくてはどうしようもない。
「人間は死んだら霊的存在になる」
こうした事を、当たり前の事として、そこからすべてを組み立てていかないと、はっきり言って、その説法も、葬式も、供養も、全然意味が無く、詐欺であるとも言えるだろう。

宗教とは、なんかこう古臭くて意味が無いものと思っている現代人は多いのかもしれんが、幸福の科学で大川総裁が様々な霊言を出しているように、かなり本当は現実的なものであるのだ。
天国・地獄は夢物語でも何でも悪無く、本当の現実であり、天使・菩薩、悪魔なども現実の存在であるのだ。

こんな当たり前の事を、現代の人々はわからなくなってしまっている。
そりゃ、その行き着く先は、「葬式=単なる行事」、「死ぬ=無になる」、「宗教=道徳の一種」、「お墓=無意味」てな事になるだろうな。
いやホント、無神論、唯物論も、ここまで行ってしまうのだな。
恐ろしい事です。

霊言を何百冊出せば日本人は読むようになるのだろうか?
「こんなのは本来の日本人では無い!」
と、日本の神々も思っている事に、いつまで経ったら気が付くのだろうか?
まずは、人間は霊的存在であると理解することが、宗教の第一歩であり、もうそれを教えられない宗教は意味がほとんど無いのではないかね。
今の既存の冠婚葬祭宗教は、形だけになっているから、もうそれは歴史の痕跡として残す意味ぐらいはあるかもしれないけど、本当に大事なのは建物でも、儀式でも無く、
「人間は霊的存在である事を悟り、心を仏神に近づけていく事」
仏教でも、キリスト教でも神道でもイスラム教でも、何でもよいが、宗教の本質を理解しなくてはいけないと思う。


ザ・リバティ 2015年 08 月号 [雑誌]


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