SSブログ

異形の大国 中国―彼らに心を許してはならない [本(中国)]


異形の大国 中国―彼らに心を許してはならない (新潮文庫)

異形の大国 中国―彼らに心を許してはならない (新潮文庫)

  • 作者: 櫻井 よしこ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/10
  • メディア: 文庫



はじめに 異形の大国の脅威
第1章 歴史を捏造する国
第2章 止まらぬ領土拡大の野望
第3章 国益をかけ外交に勝利せよ
第4章 この国に心を許してはならない
第5章 虚構の大国の行く末

なかなか鋭い意見が多く散在されています。
まことに正論だと思いますね。
石原慎太郎の女性版とか言った失礼ですかね。

やはりどうしても現代の中国を「経済」という視点だけで見てはいけないのであって、近隣諸国に牙をむく猛獣という考えを忘れてはいけません。
別に、中国の親日的な一般庶民の人が中国の政治を運営しているわけではありません。
尖閣近辺には相変わらず中国調査船が排他的経済水域(EEZ)に侵入したりしてますね。

嘘をついたりするのも全く平気な国で、ワシントンで反日のロビー活動したり、もう正義とかの概念はゼロに近いですよね。
国連の常任理事国で、核ミサイルを持っているところが、日本にとっては何ともいやらしいところです。

もうやはりね、最終目標は、中国の民主化、これにつきます。
日本やアメリカと同じく、人々が参政権を持ち、多くの政党があり、話し合いで政治を運営するシステムにしなくてはいけません。
当然、信教の自由、言論の自由も、完全に守られなくてはなりません。
軍部や警察や公務員がいばっている様な社会は、非常に前近代的で、100年前の日本ですよ。はっきり言って。

ま、日本の政治家が、「中国の民主化を援助する」なんてことを言える状態ではない事はわかっていますので、民間の草の根運動としてやっていくべきでしょうね。
この国を民主化させないと日本の未来はありません。

ただ、もう自然の流れからいって中国国民を情報統制したり、何億人もの人々を一律に統治するなんて事は、かなり不可能な状態になりつつあります。
インフレが進んで、国民もかなり抑圧されてきていると思いますし、経済が上昇気流だけ、なんて事はありませんので、必ず落ちる時は来ます。
かなり全体的に時間の問題とも言えます。


共通テーマ: