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中国の空母 [中国、北朝鮮]

一応、中国の空母が動き出している。
もちろん正式に空母を運用するのは簡単な事では無い。
空母本体の技術面のみならず、航空機の技術、要員の訓練、維持費用、組織の運用、ロジスティクス、等々、いろいろと必要なものは多い。
そういった意味では、すぐに実戦配備とはいかないだろう。

ただやはり、今後の動向に警戒が必要だ。
核兵器の開発と同様に、いつの間にかそちらの能力を着々と進めていくと思われる。
日本としては、当然、10年、20年先まで考えた戦略を考えておく必要はある。
現時点では中国は独裁政権国家なのですから、トップがその気になればいつでも軍事行動が可能な国なのです。

また、気をつけるべき事として考えねばならんのは、空母配備による、軍や、中国共産党、中国国民の奢りです。
空母は国家として一つのステータスでもあります。
少しでかいのを配備する事により、何か事があれば「空母を派遣せよ」といった主張が出易くなるでしょう。
これには本当に警戒しなくてはなりません。

今、アメリカは、かなりの財政赤字で、今後、軍事費を低下させていくだろうし、米国外への米軍の駐留も、当然、抑えてくるでしょう。
沖縄の米軍なども、お金が無くなれば駐留したくてもできない、という事態があり得るのです。

米軍がどんどん予算削減で撤退していき、一方では中国は予算が使いたい放題。
このアンバランスを考えるならば、日本としては安閑としてはいられない、と考えない人は、滅びに至る人々です。
別に戦争のために軍備を持つわけではなく、平和を維持するために軍備を増強する事もあるのは当然の事です。

中国空母の沖縄近海への出現。
中国空母の日本の港への寄港要請。

ここまで来て日本が何も対策を行っていない場合は、本当に、映画、「ファイナルジャッジメント」や「神秘の法」の世界になってしまいます。

日本の政治に不足しているのは10年、20年といった中期的な展望と、全体的な国力の増強でしょう。
群雄割拠の時代に、戦略も何も無い国は、あっさり滅びます。
どうか日本人は心して未来を切り開いていく事を望む。

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また、中国は原発を推し進め、日本は原発をすべて止めるという様な危険な事もしてはならない。
それは核兵器や空母による威嚇にプラスして、日本の工場を、すべて中国で稼働させるという事ですかね。
ホントに、中国の属国、日本省になる危険性を帯びている。


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