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『平和への決断』再読 [仏法真理(霊言-政治、軍事)]





再読しました。
参考になる事は多いですが、ちょっと、太平洋戦争の日米の勝敗を分けたものについて考えてみたいと思います。

・アメリカのエリートと日本のエリートとの差。
アメリカのエリートは実戦でも成果を出す。能力による、ごぼう抜きあり。
日本は、卒業年次にこだわる。暗記中心で、学問の有用性、実用性に対する考え方は日本の方が低い。

とまあ、大きな点では、人材の育成がアメリカで比較的うまくいき、日本ではどうもいまいちという点があげられよう。なぜだろうか?
明治維新で、あれ程の人材を輩出させた日本が、太平洋戦争時には、そうでもなくなってしまった。
そして、この点については、いまだに引きずっているところがあると思う。
日本は、才能とか人柄とか全人格的な評価よりも、つき合いだとか、上司によく従うだとか、表面上の評価で判断される事が多いのではないか?

申し訳ないが、例えば現代日本で言えば、日銀総裁や財務官僚、政治家、とかが、どうも今一つ日本を敗北に向かわせた太平洋戦争当時の人材といった感じがする。
ある意味、優秀なのだろうが、どうもその優秀さが、全体を底上げする優秀さでは無いのだよな。
部分的優秀さとでも言ったらよいか。
日本全体を見て仕事をする、という感じではなく、その組織だけにとって「良い子」とった気がする。

この部分は、本当にどうにかしなくては何度でも同じことが起きてしまいます。
リーダーの育成の部分ですね。
うーん、もっと日本のリーダーは、全体を見る目を養わないと。
今の日本のリーダーは、精々、組織を愛するレベルに留まっている。
日本全体のために有限実行する人材が欲しいよね。
(できれば世界全体の幸福をも考える事ができればいっそうよいですがね)

民間企業で優秀な人材を、政府の人間として登用する事など大事な事だろう。
もう、選挙とかばかりでなく、優秀な人材は一本釣りで、どんどん登用しましょう。

・兵站軽視
あと、日本は兵站軽視的な部分も変革が必要かな。
言い方を変えれば「長期戦に勝つ考え」と言ってもよいかもしれない。
人材育成と関係する部分も多いし、エネルギー政策や、食糧の自給に関わる部分でもあろう。
もう少し言い方を変えれば「補給」に関する事柄とかかな。
補給をしないで我慢して頑張る、という根性論だけでなく、補給を充分にとり、平常の状態で勝ち続ける事も重要視するべきである。

・情報戦に疎い
また、日本は、情報で勝つという思想が弱過ぎだね。
暗号を解読されて、重要な戦いで負け続ける国に、発展繁栄は無い。
ま、暗号というのは一つの譬えだけどね。
是が非でも、情報を重視して未来を考察しなくてはいけない。
大川総裁の公開霊言が、この情報に弱い日本を勝利に導かんとしているのだから、これを使わないというのは何たる情報音痴。


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